「的を得る」は正しい表現
「的を得る」は「当を得る」「的を射る」の誤用であることは良く言われており、最新のATOK17では「まとをえる」を変換すると同様の指摘をしてくれますし、共同通信社の記者ハンドブックにも「的を射る」を使用するように書いてあります。しかし、駿河台予備学校世界史講師の中谷臣氏のサイト「世界史教室」によると、「的を得る」は漢語に由来する正しい表現なんだそうです。
ただ、「的を射る」を誤った表現であるかのように書いてあるのにはがっかり。「正鵠を得る」から変化した「的を得る」が本来の表現だっだとしても、現在では「正鵠を射る」や「的を射る」という表現も正しいと言えるのではないでしょうか。例えば「一生懸命」も「一所懸命」が変化した表現ですが既に市民権を得てますし、以前は忌み嫌われていた「ら抜き言葉」も今では可能と受け身を区別しやすいという意見もあるように、言葉は常に変化するもの。「正鵠」から「的」への変化は認めておきながら「得る」から「射る」への変化は認めないというのは、主張に一貫性がないように思います。


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